熊本の夜のお店探しは熊本ケイ

熊本の夜のお店探しは熊本K.(ケイ)

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youtubeにもそろそろ飽きてきたのでおすすめの本を探してみた。

2020年4月1日

▪️ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ブレイディみかこ (著)

 

優等生の「ぼく」が通い始めたのは、人種も貧富もごちゃまぜの「元・底辺中学校」。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の「ぼく」と著者である母は、ともに考え悩み乗り越え…。傑作エッセイ。『波』連載を書籍化。

 

 

▪️本好きの下剋上 第2部

香月 美夜 (原作)

本好きのアニオタが絶賛したアニメ作品の原作。図書館司書の本須麗乃は不慮の事故で死んでしまった。目覚めたところは古い中世のような街で幼い少女に転生していた。いわゆる異世界転生モノ。

転生してマインという少女として暮らすがそこは厳格な身分制度の世界。さらにこの世界には本と呼べるものがない。紙が貴重な時代で、いまだ印刷技術がない時代では本は大変貴重品で一部貴族の持ち物でしかなかった。本好きの麗乃にとっては地獄のような世界。

そこでマインは本を作ることを決心。この物語は現代の出版に至るまで「文書」という文化がどのように成立していったか面白おかしく物語にする。

1)まずマインはこの国の言語を覚え文字を習う。

2)土版に文字を書き込む

3)木簡を作る古い本らしきモノができる

4)紙の製造を手がける

この世界においてスーパーテクノロジーになる紙について神官たちの目にとまる

これが第1部の内容

今年春からアニメ第二部が放送される。

 

 

▪️「おいしい!」を解き明かす 料理と栄養の科学

渋川祥子(著)

料理をする上で儀式のようにやってきたあれやこれ、実は美味しく作るための技で科学的に美味しいを作り出していたんです。

料理を作る上での食材や技術を科学的に理由をつけて紹介しています。

 

さてさて、最近のベストセラーはこんな感じです。外出する時間も短くなったことで、今までのヒット作でも読み返してみましょう。

 

▪️ホームレス中学生

田村 裕  (著)

お笑いコンビ麒麟の田村が「すべらない話」で披露した衝撃の思い出話。あまりにも衝撃すぎて改めて書籍にしたら、大ヒット。

内容:中学生時代父親が借金を抱えて、学校から帰ってきたらなんと自宅が差し押さえの最中。ボーゼンと立ちすくむ母と姉、そして田村に父親は無慈悲にも「家族解散」を宣言。中学生の田村のホームレス生活が始まる。

あまりにも空腹でダンボールを齧って空腹を紛らわした話。かじって味がなくなるまでしゃぶり尽くして、さらに噛み続けた先に見えた「味の向こう側」の世界。

神社の社に住み着いた姉が怪談を巻き起こした話。

これが平成の世の中で実際に起きたことなのか全日本人が驚愕し爆笑に包まれた2010年発売の超ヒット作品。

今読むと、明日は我が身かと思わざるを得ないヤバイ本です。

 

 

▪️東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

リリーフランキー(著)

映画化されたこちらもヒットした名作。これを読んで涙しない人は「心が死んでいる」と評された感動のエッセイ。

福岡県飯塚出身のリリーフランキー。福岡でも底辺地域として有名な(麻生太郎の選挙区)この地域でダメ親父とオカンとボクは暮らす。

ボクは東京でイラストレーターとしてボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。
「東京でまた一緒に住もうか?」。
ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来る—-。
大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。

 

▪️話を聞かない男、地図が読めない女

アランピーズ、バーバラピーズ(著)

なぜ男と女が違うのか。動物の世界でもこれほど差が出る人類。進化の過程で適合化していった。社会生活に影響を与えるホルモンの作用。生物学的に両者の行動の違いを解き明かしていきます。

 

▪️三四郎

夏目漱石(著)

明治時代に発刊された文学作品。実はいまだに売れ続けている。

夏目漱石の作品には熊本の話が多い。熊本の高等学校(現熊本大学)を卒業した三四郎は東京に旅立つ。田舎から都会の東京にきた三四郎は何もかもが真新しく見える。全てのものが魅力的に写りそのなかで恋愛を経験していく。人間だれもが持つ葛藤と悩みをトレンディドラマ風に綴った小説作品。

 

▪️窓ぎわのトットちゃん

黒柳徹子(著)

日本で最大の発行部数を誇る作品は?もしクイズ番組でこう出題されたならこう答えよう「窓ぎわのトットちゃん800万部」と

美しい「ひろちはや」氏のイラストも色褪せない。

日本で最古の音声レコードの声の主と言われる黒柳徹子さん。噂では弥生時代の卑弥呼とも面識があるのだとかないのだとか・・。

内容

戦時中画一的な軍国教育がなされた時代、自由で才能を伸ばす教育を目指していたトモエ学園。

あまりに活発で、ちょっとお勉強ができないというより完全な学障害児のトットちゃんは以前の小学校をクビになっていた。困った母が探し当てたのが東京の自由が丘にあったトモエ学園捨てられたバスを校舎がわりに生徒数50人で行われていたちょっと風変わりな小学校だった。

面接当日トットちゃんはあの調子で永遠4時間も校長の前で喋り続けた。校長はじっと耳を傾け喋り終わった徹子に「これで君はこの学校の生徒だよ」と。

トモエ学園の授業は、子どもたちの興味や個性を尊重したユニークなもので、席も時間割も自由です。その日の気分で好きな席に座り、おのおののペースで勉強しました。

東京の空襲が始まりトモエ学園の校舎も焼けてなくなりました。

呆然とするみんなに校長は「さぁ今度はどんな学校にしようか」

 

経済評論家日下公人氏が絶賛するトモエ学園の教育。高名な物理学者

山内泰二の在籍していた小学校でもある。教育とは何かを深く考えさせられる内容で、発刊第2位の「夏目漱石 こころ」を100万部離し、タレント本の枠では治らない純文学となっている。

この記事の投稿者: inaba_c